2020年10月23日金曜日

ジャンダルム

 






古希記念でジャンダルムへ。9月7日(月)千歳ー松本空港経由で出かける予定だったが、台風10号から伸びる前線の影響をさけ、2日遅らせて出発、9日は松本のビジネスホテル泊。10日(木)、6時半の電車で新島々経由で上高地着8時半。横尾まで11㎞ただ歩く。本谷橋13時を過ぎたあたりから空模様があやしくなり、涸沢小屋14時半着まで結構降られる。小屋の大部屋はビニールで仕切ってあった。11日(金)、6時20分出発、午前中晴れとのことで、北穂から稜線経由で穂高岳山荘を目指す。南稜テラスで休憩後、8時40分分岐発、ガイドさんに確保してもらい、稜線に登り下っていくと左に滝谷とドームの岩峰がそびえている。コルまで1時間ひと息入れて涸沢岳への登り、鎖と長いハシゴあり、日差しが強くなってきて暑い、、。11時半には涸沢岳到着。穂高岳山荘についてひとときで降雨。この小屋も8人部屋が間仕切りされ、3人だった。12日(土)はいよいよ念願の日。5時50分穂高岳山荘発。6時半過ぎには奥穂頂上直下に着く。ガイドさんと繋がり、馬の背、両側が切れ落ちたエッジだが岩稜用登山靴を新調したせいか、安定感あり、下って撮影タイム。ロバの耳は登りになるせいか難なく通過、ジャンダルム(3163m)の基部に達する。ここでガイドさんが直登するというので、必死に岩をよじる(ふだんクライミングは全くやっていない)。7時40分ジャンダルム頂上(写真)、天使の像健在。下ってコブ尾根の頭。天狗のコルまで350mの長い下り、平たい砕石の上を歩くので安定感がない。天狗のコル8時35分。土曜なので3パーティほどに会う。天狗の頭まで逆層の岩場でつかむと抜けてくる。登り始めでいきなり岩(私には畳半分くらいに見えた)が飛んでくる。コルにいた別グループが当たったら死んでいるよね、と。天狗の頭から逆層のスラブを下る。落とすまいと思っても石が落ちていく。間天のコルを経て間の岳に登り、下ったところで休憩。9時半過ぎ。西穂はすぐに見えたが間に4つのピーク。4つ目がてこずった。西穂頂上(写真)10時40分。約4時間で縦走してきて、全く余裕がなく、登り下りの連続だったという記憶しかない。ゆっくり西穂をくだり小屋に入るとまた雨。次の日は上高地まで、終日雨。月曜14日上高地から帰札。今回は岩にとりついているときは☀、本当に運がよく記念の山となった。