2013年8月27日火曜日

毛勝山


8月24-26日、ツアーで剱岳の北方に位置する200名山、毛勝山に登る。ツアーは東京発着だが、千歳―富山往復で魚津で待ち合わせにしてもらう。25日、朝3時、バスで片貝ダムへ向かうが、ダムの入り口で通行止めの標識が、、何と25日に限り通行止めと書いてある。バスを下りて3時半ころ小雨の降る中、林道を歩き出す。4時半、登山口着。いきなり急登が始まる。標高745mから1060まで固定ロープが連続する急坂。これを過ぎると傾斜がゆるくなり、7時1479mの三角点に着く(見通しがない樹林帯)。三角点を過ぎると、左手に僧ヶ岳と駒ヶ岳の山容があらわれ、次第に明るくなってきた、、と思って歩いていると笹の刈り分け道で殆どかぶっている状態になる。8時過ぎに1700m地点で2人が体調不良で離脱。例年のことらしい、、。次第に笹から草原へ、チングルマやハクサンコザクラ、コバイケイソウなどが咲き乱れるモモアセ池、9時ころ、ここで少しゆっくり休憩をとる。モモアセ山は2023ピーク。ここを過ぎると毛勝山2414mの大きな山容がまじかにあらわれ、もうすぐと錯覚してしまう。しかしここからさらに1時間半もかかってしまう、、。白馬や後立山連峰、親不知までの山々を眺めながらの急登は疲れてきているので結構つらい。最後の登りで初めて下りてくる単独行の人に会う。毛勝山頂上着10時55分。標識の文字は消えていたが剱岳、早月尾根、立山、大日が背後にそびえている。また右手には毛勝三山である猫又山、釜谷山が続いている。下山もまた標高差1700m、整備された登山道ではないので張り出している木の根に足をとられ、ころびながら下りた。登山口着4時半。また林道をあるいてバスまで戻る。久しぶりで12時間を越す歩きで今日も筋肉痛。魚津の魚とビールがおいしかった。

2013年8月21日水曜日

奥大日岳


8月14日、室堂から奥大日岳(2611m)へ。前日、長野から信濃大町へバスで移動。朝5時半のバスで扇沢へ。扇沢トロリーバス乗り場は長蛇の列。室堂までバス、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継ぐのだが2時間はたっぷりかかるといわれる。立山までの切符は8060円もする。東京近辺の人はお天気を見て来るのだろうなと思い、(北海道から来る身として)うらやましくなる。室堂には8時過ぎについた。室堂は4回目(過去3回は剱岳、立山、五色が原から薬師岳)、いつも眺めていた奥大日岳に登ることとする。大日岳まで縦走したいが、下りが苦手の長い木道。同行者がいるとき、また来ようと思う。雷鳥沢まで下りの石畳の道。雷鳥沢はテントサイトで100張り以上はありそうな混雑だ。雷鳥沢を渡り大日への登り(写真)。少し登ったところで剱岳が見えてくる尾根道となり、剱岳の写真を撮りながらのんびり歩く。登山者もとても多く、皆マイペースで歩いている。ただ見た目より距離があり、2時間半強かかってしまった。頂上もにぎわっており、皆剱岳を眺めてゆっくりしていた。

飯綱山


8月13日、黒姫山の予定だったが、猛暑の中18kmも歩きたくないので、10kmの飯綱山(1912m)に変更。ここも200名山。長野7時始発のバスで戸隠中社宮8時。30分ほど車道歩き、旅館や温泉、ちびっこ忍者村などがあり、帰る頃には混雑していた。登山道は林の中で涼しい、傾斜もきつくなく標高差が900m以上あるとは思えない楽な道だ。小学生の一団と会った他はあまり人と合わず登って行くと、ハクサンフウロやナデシコ、ツリガネニンジンなどお花が咲いている。2時間弱で頂上に着く。ガスがわいてきて展望なし。早々に下山。戸隠中社12時着。お盆休みの観光客であふれかえっていた。

クマに遭遇、岩菅山


今年のお盆の山は、当初の予定では会津の山か以東岳を考えていたが、結局長野周辺の山になった。8月11日(日)、新潟まで飛んで長野に泊まる。12日、長野電鉄で湯田中へ。湯田中からバスで発哺温泉へ。この辺りは志賀高原で温泉とスキー場だらけだ(長野オリンピック)。スキーのゴンドラリフトで東館山へ。始発8時半に乗り、6分で終点に着く。あたりは高山植物園でお花が一杯、、猛暑でしおれ気味。植物園を下っていき林道を歩いて東館山スキー場を登ったところが岩菅山(2295m)登山口になる。すでに標高2000mで岩菅山までハイキングコースとある。寺子屋山までは樹林帯で涼しいが、すぐ日当たりのよい尾根道となり展望はいいがとにかく暑い!ノッキリでアライタ沢からの登山道(自家用車利用、最短)と合流し、急登となる。汗だくになり岩菅山頂上着11時過ぎ。休んでいると次々と登山者が来てやはり200名山だ。帰りも同じコースだが、日差しはますます強くなり、アップダウンの多い尾根道がつらくなる。ゴンドラ駅まであと少し、と思って黙々と歩いいてふと眼をあげると何と黒い物体が登山道のわきの草むら(半湿原)に、、。5mくらいはあったが、目があってしまう。子供のツキノワグマだ。目をそらさないようあとずさりしカメラを出したいな、と思っているとさっと逃げていった。ゴンドラ駅には観光客がたくさんいて、この辺は出るんですよね、とあまり気にしない様子だった。個人的には鈴などの鳴り物は嫌いだが、単独行では必要かと思わされた。

2013年8月9日金曜日

白沢から下山

写真は31日の剣ズリをまいて小屋への登りの途中。1日は白沢経由で下山(昨日、頂上でゆっくりしてよかった、今日も雨)。信濃大町に泊まるのでゆっくりと下りたいところだが、小屋の朝食は5時と決まっている。6時前には出発。百曲がりという急なつづらおりの道、大凪山を経て白沢へ。きれいな沢で核心部はヌピナイ川を思い出させる。滝をゆっくりと鑑賞したいが、道はひんぱんに沢をわたり、桟道の板はすべりやすくつい足元のみ見て下っていく。このコースから登ってくる3-4グプの人達とすれ違う。白沢登山口着が11時半を回っていたので(5時間)、登りは大変そうだ。

いよいよ餓鬼岳へ


31日、今日は晴れ渡っている。燕山荘発5時半、燕岳まで30分の登りを楽しむ。白砂と奇岩、そしてコマクサの群落、ヘリが何往復もして荷揚げをしている。北燕岳着6時半(上の写真は餓鬼岳方向、とがっているのが剣ズリ、稜線の先は唐沢岳)。ここから450m下る。8時半東沢乗越。樹林の涼しい中を今度は登ることになる。途中、花崗岩の奇岩を登ったり、黒部湖が真下に見え対岸の烏帽子、水晶岳などが見えて変化のある道だ。何より人が全くいなく静かなのがいい。ただ梯子板などの年季がいっているのでちょっと緊張。剣ズリの稜線をいったらおもしろそうだが、みちはまいていた。途中、お花畑もあり楽しみながら餓鬼岳小屋着12時半。ここから5分で頂上へ。私にとって初ピーク(200名山また1つ、、)でうれしい。唐沢岳まで2時間半で無理だが、途中まで、でもと思っていたが、頂上でビールを飲んでゆっくり過ごしてしまった(2時間も)、、。

常念から燕岳、餓鬼岳へ

7月28日から8月2日まで北アルプス縦走。1年ぶりに会うメンバーである。28日(日)は移動日。当初は上高地から蝶が岳を経て常念だったが、天気予報が芳しくないし、長すぎるということで、一の沢からの行程となった。20年近く前に秋、所用で松本に行った帰り登ったコースである。その時は天気がよく、常念小屋の部屋の窓から槍と穂高が一枚の絵のように切り取られて見え、感動した。その時は蝶を経て上高地に下山した。翌朝、雨が結構降っているが、一の沢登山口には何十台もの車、、。登山道はよく整備されているので傘をさして出発8時15分。常念は残念ながら見えない、、。多くの下山者とすれ違う。小屋には12時ころ着いたが、風が強く頂上はあきらめテレビで「あまちゃん」を見たり、ビールとコーヒータイムになってしまった。乾燥室が広いし、水もただ、、。30日、大天井を超えて燕山荘まで。相変わらず雨もようのぱっとしない天気だが、山陰、東北地方は大雨被害に会っている。こうして山にこれただけでも感謝。小屋発6時半、大天井岳9時半。大天荘で10時のコーヒータイムをしているうちに晴れてきて、燕山荘まで花崗岩の奇岩が続く景勝地だ。しばらくルンルン気分で歩いていると、向こうからまっしぐらに走って来る動物が、、。キツネか、クマかと身構えるが何と、ウサギちゃんだった。燕山荘着、12時半。ここはとても山小屋とは思えない設備になっていた。トイレは水洗、生ビールとてんぷらうどんを食べた後、ケーキとコーヒーまで頼んでしまった。下界より料金はかかるけれど年をとると便利な方が体に楽なことを実感する。なお寝具は常念小屋もそうだったが、封筒型のシュラフに下にしくマット。

2013年8月5日月曜日

雄阿寒岳

清里オートキャンプ場のバンガローに泊まる(1棟5000円で入場料一人500円の値段に思わず高い!と管理人のおじさんに文句を言ってしまった)。豚汁を作り、コンビニ調達の夕食とビールでのんびりした至福の時間が過ぎて行く。15日、連休最終日MさんとWさんは藻琴山によって早めに帰宅するので、Hさんの希望で雄阿寒岳を登ることにする。6時にキャンプ場を出て7時半に雄阿寒岳登山口着。涼しくてピッチがあがり2合目で休んだほかは5合目までがんばる。針葉樹林の中の急な登山道だ。5合目発9時40分ころ、6合目を過ぎたあたりから阿寒湖が樹林のあいだにちらほらと見えてくる。8合目からふきさらしになり旧陸軍の気象観測所の石柱が残っている。9合目から外輪山をへて頂上への道だ。10時半頂上着(写真は頂上からパンケトー)。風が冷たく早々に下山。阿寒湖温泉で汗を流しているとすごい雨になり、われわれはとてもラッキーだった。札幌に帰る途中もゲリラ豪雨だったが、Hさんは3日間で初登頂が3山だったので満足そうだった。私も雄阿寒は2度目、以前は山スキーだったので夏の雄阿寒は初めて。