2012年9月19日水曜日

鋸岳第一高点


8月25、26日念願の南アルプス、鋸岳へ。東京のツアーに参加。茅野までJR、スーパーで買い出し。一人2Kg の共同装備がある。7人の客と2人のガイド。1.8Lの紙パックワインまで買ったのはビックリ。戸台までジャンボタクシー。1時少し前、炎天下の河原を歩きだす。ザックが重い、、河原なので日をさえぎるものがない、、。最初の1時間が非常につらかった(帰りも同じ苦行)。堰堤を越したり、林の踏みあとに入ると少し楽になり、川の水量も少なく、渡渉も靴をはきかえずにすんだ(運動靴携行)。3時過ぎにはキャンプ地着。下山してくるパーティと会う。甲斐駒から縦走らしい。このルートは岩登りだ。テントを張ったらあとは夕食を作りながら飲み会。ホタテ炊き込みごはん、ピリ辛はるさめ、焼き肉、海草サラダ+トマトなどごちそうだ。「目薬」ビールでなく普通のサイズをもってくればよかった、、。でもワインはあまるほど。焚火をしながらガイド(64歳)が山の歌を歌いだす。私も「岳人の歌」を一緒に歌う。他の人達は若いころ山をやっていなかったので、知らないという。そういえばもう「歌わない」ものね、、。
4時起きで5時出発。まだ薄暗い林の中を登りだす。2時間くらいで角兵衛沢の大岩着(写真)。タカネビランジが満開。おもいがけず「花」の山だ。ここからがとがった石の水無沢になるのでヘルメット着用。ルートはあるが、急で上を歩いている人からの落石がひっきりなしに続き緊張する。向かいの山も見え始めスーパー林道が横切っているのがよく見える。9時少し前にコル着。横岳峠からきたパーティに会う。ここからは普通の道だが高度感たっぷり。9時15分には頂上にでた。狭い頂上には何人かいて、さらに甲斐駒から来た人々でにぎわう。甲斐駒、仙丈、塩見岳など一望、、。
30分ほど頂上にいて下山。テント撤収、戸台着15時。河原歩きを除けば登りは涼しく、結構楽に行けた、どれほど大変な山かと覚悟で参加したのに、、。

2012年9月7日金曜日

有明山


8月16日早朝、信濃大町から穂高へ移動。JR駅から中房温泉行きのバスをしばし待つ。マイクロバスは満杯だったが皆、終点まで(燕岳へ)、一つ手前の有明荘で下りたのは私一人だった。登山口の看板(写真)に少々ひるむが、8時50分出発。いきなり急登で笹がかぶっている。ロープが延々と道わきにはられている。岩場がでてきて鎖の連続、しかも崩れていてかなり荒れている。急登のうえ落石が心配で休む場所もない、、。登山口の看板の意味がよくわかった。2時間弱で清水岳に続く稜線がみえてくるとうろうろしている男2人がいる。迷ったようだ、、。よく見ると道は稜線に上がらずトラバースしている。ここからは普通?の山道になりほっとするのもつかの間、30分ほどで頂上(写真)着。標準4時間のところ2時間半ほどで11時20分着。頂上には馬羅尾から来たおじさんが一人、この山におばさん一人で、、とかなり感心していた。200,300名山談義を楽しむ。下山途中、笹をかきわける物音、ドキッとしたがサルの群れ。ボスザルが木に登り私をにらみつけている間、集団が移動。山でこんなにたくさんのサルをみたのははじめて、、。

2012年9月6日木曜日

霞沢岳

8月14日朝、新宿から「さわやか信州号」で上高地へ。高速道はお盆の渋滞も大してなさそうに見えたが、パーキングが混雑してバスが入れない、30分ほど遅れ上高地着は12時50分ころ。久しぶりの上高地は観光客&登山客で大混雑。のがれるように明神から徳本峠の道へ歩きだすととつぜんひっそりとなる。徳本峠小屋3時半着。1ヵ月前に予約したときは満杯で古い小屋ということだったが、昨日からの雨でキャンセルが相次いだとのことで、今晩は20人ほどの泊まり客。新しいきれいな小屋だ。小屋の人(WKさんに似ている)のはからい?で単独行の人だけの食事テーブル。大型ザックでテントをしょってきた山ガール(雨でぬれたので小屋に泊まるそう)、栂海新道から入山して16日目だというおじさんと話がはずむ。霞沢岳には登らず新島々へ下りるそうな、、(16km!) 15日は停滞前線が居座っていて早朝から雨、。雷はなさそうなので5時半朝食後、すぐ歩きだす。樹林帯が長く標高差はないものの小さなアップダウンが続く。しばらくして下りてくる人に会うと雨具が濡れてしみとおっているので引き返すとのこと。私は傘をさしているのでそれほどでもない。ようやくK1ピーク。ここから穂高の大展望だそうだが何も見えない。早立ちした人々とであう。頂上着、9時20分。女性4人のグループがいて4時に小屋をでたそうな、、。頂上写真をお願いする。帰りも降っていて展望なし。小屋に戻ったのは12時半。6時間半ほどで往復したことになる。そのまま上高地へ下山。

のんびりと黒岳

8月11日から1週間のお盆休み。朝、札幌をでて層雲峡泊、ロープウェー&リフトでのんびりと黒岳へ。夏の花は終わりかけでダイセツトリカブトの濃い紫色がめだつ。1時間半ほどで黒岳頂上へ。お天気もいいので小屋まで足を伸ばす。北鎮岳、北海岳、白雲の大展望。高校生のころから見慣れた光景で、西高のサマーキャンプ(その当時はロープウェー、リフト一切ない時代、旭岳から黒岳への縦走、愛山渓から入山など結構ハードで「ヒザが笑う」という言葉も覚えた。装備も貧弱で、キャラバンシュ―ズ&スポーツ用品店のリュック。山用の服は買ってもらった覚えがない。雨具はポンチョというビニール。固形メタでごはんを炊いたが良く炊けず当然まずかった)を経験して、その時から山にのめりこんだ、、。今はファッショナブルな山ガールが闊歩する表大雪だけれど、私の原風景だ、、。

北アルプス五色が原

8月2-6日の5日間、北アルプス五色が原、昨年からお約束のヤスコツアー。メンバーはもちろん60代おばさま達で、笑いが絶えないいつも楽しいツアーだ。昨年より楽なコースと短い日程だったが、お天気が良すぎてとにかく暑い。写真は五色が原山荘の夕暮れ、、。正面は昨年登った針の木、蓮華と大展望。でも花が少ない、、大雪の五色が原の方がよっぽど花がある。とはいえピンク色のハクサンフウロは北海道にはない花、また会えたね。ちょっとしおれたキヌガサソウもうれしい。五色が原とスゴ乗越まで短い距離だがアップダウンが結構あり、太陽が容赦なくてりつけ皆、一番つらかったと言っていた。次の日の薬師(私は3度目)は朝、風があって涼しくあっけなく登頂。薬師小屋で昨年と同じくスイ―ツ(ただの果物カンズメ)を食べて、予定では太郎小屋泊まりだったが明日は雨予想とのこと、立山へ下りた。