2010年8月17日火曜日

白根火山、本白根山

8月16日、高崎6時14分発、吾妻(あがつま)線普通列車で長野原草津口へ。7時38分着。46分発のバスで草津温泉へ。8時26分着。9時発のバスで白根火山へ。バスは急坂、急カーブの道をどんどん高度をかせぐ。ほどなくして白根火山のどでかい姿がドーンとあらわれる。途中の殺生河原からロープウェイがでている。バスは白根火山レストハウス9時30分着。観光客であふれている。白根火山は活火山でガイドブックで紹介されている湯釜(火口湖)への道は硫化水素発生のため登山禁止。かなり横のほうから行かなければならないのでやめて、本(もと)白根山へ。逢ノ峰を越えて行く。日差しが強く暑い。本白根山の火口壁を一周するハイキングコースである。一周8kmだが途中から本白根最高地点を目指す。コースは低潅木、ハイマツと砂礫のミックス。砂礫にはコマクサがさかりである。赤とピンクと、白もあるらしい。11時最高点着。94番目の山。小写真は最高点から一周コースをみおろす。頂上にいた人に撮ってもらいました。万座へ下る道から少しヤブをこぐと三角点があるらしい。行ってみたが硫化水素発生とかでロープがはられていました。白根火山に戻り1時発のバスに乗る。帰りも草津温泉でいったん下車しなければならないけれど温泉に入るまでの時間はない。長野原草津口で上野への特急を待つ。ホームの寒暖計は36度。私の前に並んでいた女性のペットは何とフェレット。ラットにしては大きいなとは思ったけれど。よく見ると足は白い毛でおおわれている。目は黒で女性にいわせるとめずらしいそう。アルビノは普通、目(虹彩)の色素がなく赤い。フェレットも実験動物。でもこうして大切にされて可愛がられているんですね。寿命は5-8年でこれで5匹目とか。
 今回は山(富士山、西吾妻山、本白根山)は楽でしたが、移動のさい暑くて年齢が身にしみました。

西吾妻山

昨日の富士山は92番目の山。今日8月15日は朝東京から米沢に移動してバスで白布天元台に行きました。東京は晴れていたのにだんだん雲行きが怪しくなり米沢は雨。天元台からロープウェイと夏山リフト3本を乗り継いで1800mまで。カッパを着て10時50分発。登山道は沢登りをやっているくらい水がながれ落ちてくる。20分ほどでカモシカ平。ここから木道が続く。下りて行って大凹という池塘と草原、お花畑。晴れていたら良い場所、でもお天気のせいか人も歩いていなく少し不気味。梵天岩への急な登りが終わると天狗平。道はまた下りていって木道。少し樹林帯を登り12時10分、西吾妻山(2035m)頂上。一人の頂上。見晴らしは利かないけれどアオモリトドマツ、シラビソ、コメツガなどで囲まれたそれなりに風情のある場所でした。帰りも急いで2時半発のバスに間に合わせました。93番目の山。以前、福島から一切経山と東吾妻山を登ったときも悪天で傘の柄が曲がった記憶があり、どうもこの山域は相性が悪い。バスの中で私より早いバスで来て登った単独のおじいさんと話す。東北はずっと雨で、岩木山、早池峰、安太良と行ってきて明日は蔵王に登るとか。米沢に戻り高崎へ移動。新幹線は混んでいて立ちっぱなし。でも車内は冷房がきいているけれどホームや駅構内はめちゃくちゃ暑い。特にホームは37ー40度ある。

大渋滞

8月13-14日富士山に登りました。12日、台風4号が東北を横断中、東京行きも遅れたのみで何とか
夜遅く着きました。サンシャインツアーという格安ツアーを利用。新宿からバス5台にぎっしりと乗せて出発。どうも雰囲気が違うと思ったら、私と同世代のおばさん達がいない、、若者が目立つ。隣の席の若い男性は山は登ったことがないけれど、富士山は行ってみたいとのこと。山ガールもたくさんいて目立たない。皆CWXをはいてスカートか短パン。吉田口5合目には続々とバスが到着して人があふれ出てくる。東京のど真ん中より混雑し、だれが同じツアーか全然わからない、、これは集合のたびストレスでした。12時半5合目出発。6合目まできたら前がつまっている。これは8合目まで登山道がいくつもある山小屋の前(道が細くなっている)を通過するときつまってしまうため。ずっと人がとぎれることなく、追い越せない、、大渋滞。お盆の最盛期これが富士山の実態、百聞は一見にしかずです。結局本8合目標高3400mの富士ホテル(山小屋です)に到着したのは夜8時過ぎ。標高差1100mくらいをかせぐのに8時間かかり別な意味で疲れた、、夕食はカレー。
 翌日1時半起き2時過ぎ出発。登山道は渋滞しているので、下山道を行くがガスと強風で寒い。頂上は4時着。大混雑。4件の山小屋の向こうに富士山頂(奥宮)の石柱(小写真)を撮るがガスと強風で心霊写真のよう。フリースの上下、冬帽子などありったけ着てから雨具を着ているが低体温症になりそう。この悪天では剣が峰にはとても行けず下山。富士山は登山道と下山道がわかれていて、登山道は主に石畳、下山道は山小屋への補給のためのブル道で火山灰と石の道。しかし富士山というところはお花が何もないところだ、、楽しみもなく8合目から2時間で5合目に到着。帰りは河口湖のそばのホテルでフロとバイキング付き。これでツアー代16300円は安い。一人でも行ける山だが急いで高山病になったかも知れない、、ゆっくりツアーで体調も良かった。帰りの高速は渋滞気味。東京駅に向かう途中半蔵門のわきでは機動隊の車が何台も、、その横には日の丸と団体が。ああ明日は終戦記念日です。こんなに山ばかりでは非生産的、非国民といわれただろうな、、でも登山の発祥は山岳兵だったし、日本でも兵隊の訓練、国威発揚のために登山があったし。

2010年8月9日月曜日

91番目の山

(写真は水晶岳頂上から穂高連峰。小写真は赤牛岳頂上)
8月1日(日)、朝から晴れ。今日は一番長い距離を歩くが晴れていると皆の気分が違う。5時半発。水晶岳(2977m)着6時15分。岩稜の山。360度の大展望。91番目の百名山。温泉頭、高天が原からの登山路が下に伸びている。今日は初めて雨具を着ない日だ。直射日光が照りつけ暑い、時折あらわれる雪渓の雪をすくう。水晶までの稜線に比べ人がぐっと少なくなり、北アルプス最深部という実感がわく。赤牛岳(2864m)着10時。赤牛から覚悟の読売新道。ルートを8つにわけ7/8—1/8まで標識があり、標識の間は30-45分くらいで歩けたのであっけないほど楽に降りることが出来た。6/8(2578m)までは大岩の点在する稜線歩き。水晶(たぶん石英)がゴロゴロした道だ。樹林帯に入り5/8にはロボット雨量計あり。ハシゴや細かい登りもあり東沢出合、奥黒部ヒユッテ着15時。フロに入ることができ下山ムード。
8月2日(月)、6時45分発。黒部湖の周囲を忠実にたどる。急なハシゴの投降が数箇所あり神経を遣う。平ノ渡し着9時。船の来たのが10時過ぎ。われわれ8人をいれ20数人が乗船した。10分ほどで対岸に着き、そこからまた黒部湖の周囲をたどる。対岸は太陽がてりつけ結構アップダウンがある道で、お花などないし疲労もたまってきてこの山行中私に
は一番つらかった。ロッジくろよんの建物が見えてからさらに1時間ほど歩いてようやく着いた。14時半。
8月3日(火)ロッジくろよんからトロリーバスとロープウェイを乗り継ぎ室堂へ。何人かは雄山へ向かう。私はすでに剱岳、立山連峰を登っているのでさぼって、地獄めぐりとみくりが池の温泉(日本一高所にある)で入浴しのんびりコーヒーを飲む。午後バスで美女平を経て最初の宿泊地であるグランサンピア立山に戻る。

90番目の山

7月30日(金)、この日もどんより天気、時々小雨。6時半太郎小屋発。なだらかな登りで北の俣岳(2661m)。見通しはきかないが草原とお花畑、雲の平も見下ろせ楽しい。黒部五郎へはけっこう急なガラガラ斜面の登り。肩で荷物をおいて頂上へ。11時半。90番目の日本百名山だが展望なし。肩に戻り大休憩。カールへ下り巨岩をながめつつひろびろとした草原に出て黒部五郎小舎に着く。15時。リンゴ、トマトを売っておりビールより有難い。男女別の大部屋だが宿泊者がそれほど多くなく一人1枚の布団で寝た。7月31日(土)、5時半発。朝食は早いもの勝ちといわれ4時半から並んだが全く混んでいなかった。しばらく沢のようなところの急登が続く。キヌガサソウに出会えて感動。稜線にでても相変わらず曇りで三俣蓮華岳着7時過ぎ。三俣蓮華小屋でコーヒータイム(8時ー9時)。リーダーの携帯に白石チーム、ヘリで救助の報。北海道はこの週大雨でカムエクの8の沢の増水だそうです。鷲羽岳―ワリモ岳とだらだら歩いていると時折展望があり、薬師、三俣蓮華、黒部五郎、烏帽子、明日登る水晶などが顔をのぞかせる。足元はお花畑でゆっくりと歩いて水晶小屋13時半着。水晶小屋はとても小さな小屋で完全予約制とのこと。土間の天井が硝子(?)でできており明るくてきれいな小屋。夕食はいつもカレーとのことだがみそ汁と寒天デザートもつきとてもおいしかった。2人で1枚の布団。

北アルプス大縦走:折立から薬師、黒部五郎、鷲羽、水晶、赤牛そして読売新道

(写真は8月2日、黒部湖を渡る平ノ渡し)
2年前、富山に行った際に折立から黒部五郎と水晶を登り新穂高におりる計画でしたが、秋で寒冷前線が通過ということで妙高、火打に変更した。単独の長い縦走はけっこう計画倒れになるので今回、ノマドツアーに参加した。
7月28日(水)、千歳―富山―電鉄富山から立山駅。グランサンピア立山泊。
7月29日(木)、5時半、小型バスにて折立へ。7時半出発。この日は太郎平小屋まで。樹林帯を過ぎるあたりから雨と風が激しくなり展望なし。小屋着11時すぎだが薬師には行かず留まる。昔、薬師岳には登頂済みだし、1週間前からひいた風邪が抜けていない。ぬれたものを干すことで時間つぶし、、乾燥室は広くストーブがついていたが宿泊者が押し寄せ満杯状態(靴をまちがえられた人も、、)。寒かったので長袖のTシャツを購入。うす紫色で太郎小屋と大きく書いてありこの山旅中、ずっと愛用した。6畳の個室に8人泊まりでわりとゆったり。